月刊錦鯉最新号
2010年3月号 No.274の内容
 ●速報
第41回全日本総合錦鯉品評会速報
「加藤柾男氏が18大会ぶり3度目のグランドチャンピオン」
 東京以外で初の開催となった第41回全日本総合錦鯉品評会・新潟大会は、新潟市・朱鷺メッセを会場に、2月2日(火)〜7日(日)の日程で「無事に」開催された。

全国銘鯉展&大即売会/東京流通センター
「初の試み、最大規模の錦鯉即売」
 去る1月16日(土)・17日(日)の両日、東京流通センター展示会場において、全日本錦鯉振興会関東甲信地区主催の『全国銘鯉展&大即売会』が開催された。例年、同会場で開催されている全日本総合錦鯉品評会が今回は新潟開催となるため、当初は穴埋め的な意味合いで企画されたものだ。しかし、蓋を開けてみると、関東中心に少なくない数の来場者もあり、全国72業者が出品した大即売会と錦鯉オークションは予想したよりずっと魅力的な催しに映った。今回のような大規模な販売会を求める声は、今後当然上がってくるだろう。そこで、今回のイベントをできるだけ隅々まで紹介し、その可能性を考えてみたい。

 ●読みもの
産地特別座談会/第1回全国大会総合優勝鯉をめぐる物語
「紅質でもって賞を取った!」
 2月6、7日に初めて新潟の地で開催された第41回全日本総合錦鯉品評会では、90部の紅白が出品1593尾の頂点に立ちました。これに遡ること三カ月前の秋、錦鯉のふるさとが本大会の準備に追われている折りも折り、昭和43年12月に東京のホテルニューオータニで行われた第1回大会で総合優勝したドイツ三色の作出者と、その鯉を世に送り出すきっかけをつくった人物がおられるとの情報を得ました。
 産地新潟で初めて全国大会が開かれるこの機に、41年前の大賞受賞鯉について回顧することにも意義ありと私たちは、その当時の事情をよく知る方々にもお集まり願って、12月15日、会場となる川口町の「えちご川口温泉」へと向かいました。
 その席では、これまで限られたごく一部の人しか知らなかった作出者名と、1尾の優れものが栄冠を獲得するまでの一部始終を聞くことができましたので、以下にご紹介します。
 エピソードも豊富で、話の内容は明快かつ大変に興味深いものがありますが、これを「史料的なもの」と見るよりも、錦鯉ブームがくるころの産地の情景や人間模様をうかがい知るよすがとなしてお読みください。


愛鯉家訪問2010/鶴田尚史さん
「あんなもの、こんなもので、鯉は飼えちゃうんです」
 飼育用品を専用品以外で代用することはよくありますが、鶴田さんの場合は、「えっ、こんなものを使うの?」というようなアイデアの集合体。もちろん専用品に劣る部分はありますし、見た目も少し悪いかもしれません。それでも、「錦鯉が飼える」という事実の前では、それはさしたる問題ではないと、今回はあえて言いたいのです。
 鶴田さんにとって錦鯉を飼う目的は、大きく伸ばすことでも品評会に出すことでもなく、「毎日眺めていたい」ということ。愛鯉家の原点ともいえるその思いは、設備の大小や鯉の優劣を軽く飛び越えてくれます。
拓朗錦鯉セミナー/「白写り」編〔第3回〕
 人気企画・大菊拓朗(横浜錦鯉)の錦鯉セミナー、今回のテーマは『白写り』です。
 最終回では、宮石、阪井、細海、門兵衛の白写りの変化を見ていきます。人気品種だけに、今後も改良が続けられていくでしょう。さらなる銘鯉作出に期待が集まります。
メーカー探訪/日成産業株式会社
「ゆるぎない信頼を基盤として」
 今回ご紹介する日成産業株式会社は、観賞魚飼育器具やフード等の全般を、皇室をはじめとして各方面に出荷、全国の小学校等には、理科教材として金魚やメダカ用のプラケースやフードなどを供給し、観賞魚飼育用品を通じて観賞魚の普及・啓蒙に努めてきた会社です。
 そんな日成産業(株)の歴史や製品の特徴などについて、話を伺ってきました。


小さな鯉屋さん原田店の勉強会から
鯉の病気を考える−第5回
 10月4日に千葉市の「小さな鯉屋さん原田店」において開かれた、「鯉を上手にまぜる、同居させるためのノウハウ」と題する勉強会の内容をお届けしていますが、今回はその後編で、当才魚の眠り病についても盛んに意見が交わされました。

 ●品評会

(社)全日本愛鱗会第45回
錦鯉全国品評会

第46回広島県
錦鯉品評会

第3回出羽荘内
若鯉品評会

第17回べにばな
錦鯉若鯉品評会

第42回岐阜県
錦鯉品評大会

第1回福岡県支部
若鯉品評会
 ●シリーズ
鯉屋に行こう!…全日本錦鯉振興会会員の店訪問-46
「鯉松苑」(福岡県)
山崎外平の一から楽しむ錦鯉講座-43「錦鯉の品種(7)」
愛鯉の健康を守るための魚病講座-15「眠り病」
ウォーターガーデン庭と池拝見
『石橋文化センター・石橋美術館』(福岡県)
読者相談室―飼育Q&A「鯉が餌を吐き出すのは」ほか
 ●トピックス
上州にお洒落で本格的な“NISHIKIGOI CLUB HOUSE”誕生…鯉の利休